もうすぐ楽しい芋ほり遠足ですね。先生方が毎日のように、「雨が降った時はどうするか?」「晴れて暑くなったらどうするか?」などなど、ありとあらゆる事態を想定し、「その時はこうしよう」と計画を立てています。
芋ほり遠足に限らず、日々の活動の中では、あらゆる「起こりうる事象」を想定し、それに対して対策を講じています。それは保育園の中だけではなく、みなさんの日々の生活の中でも、普通に行われていることだと思います。
過去の経験や見聞きした情報を基に、私たちはものごとを考え、先のことを想像して行動をとっています。この「想像する力」というのは、社会生活の中でも、とても重要な能力ではないかと、最近つくづく感じています。
想像力が豊かであれば、ものごとを先回りして考え、事故を防いだり、相手の立場に立ってものごとを考えることで、周囲の人間関係もスムーズになります。さらには、思いもよらないアイデアが生まれたり、新しいものごとを造り上げたりすることもあるかもしれません。
では、どうやったら、この「想像力」を育むことができるのでしょうか。
「想像力」を育てるためには、想像することが一番の近道です。「もしも走っている車が全部恐竜だったら?」「もしも落ち葉が全部チョコレートだったら?」といったような、「もしも○○が○○だったら?」という「もしも遊び」をするだけでも、想像力は十分に膨らみ、活性化します。普段の何気ない保育園の送り迎えの時間が、楽しい想像の時間になり、気づけば大人も一緒に楽しんでいることでしょう。
「ごっこ遊び」も、子どもの想像力を育てるのにはとても有効です。ケーキ屋さんごっこやお医者さんごっこなど、保育園の中でも日常的にいろいろなごっこ遊びが行われています。時には、一個一万円もする高額なドーナツを売りつけられたり、問診もなく、いきなりおなかに注射を打たれたりと、笑いが尽きることはありません。
今の世の中、想像力を使わなくても楽しく過ごせるものがたくさんあるので、もしかすると、子どもたちが想像力を使う場面が以前よりも減ってきているのかもしれません。でも、人生を生き抜いていく上で、「学力」よりも「想像力」の方が必要な気がしています。普段の生活の中で「もしも遊び」を取り入れ、想像力をたくましく育ててみてはいかがでしょうか。

