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あくしゅ はしません|2017年2月

 「下手の横好き」の囲碁が趣味の小生ですが、週一回のNHKのテレビ番組「囲碁の時間」の放送で面白い話がありましたのでご紹介します。その番組は囲碁上達のための講座や高段者の対局等など他に視聴者の意見や情報の紹介等があり、その中での話です。

 話はある地方で開かれた囲碁の昇段認定大会のことで、数百人の参加者の並みいる大人たちを打ち負かして優勝したのがなんと6歳の子どもだったのでした。その快挙に感激した投稿者は、6歳の優勝者に近づいてぜひ握手をお願いしたいと希望したところ、なんとその6歳の優勝者に「あくしゅはしませんと」と断られてしまったのでした。優勝者に付き添っていた親御さんや握手を求めた投稿者もその返事にはビックリ。なぜとそのわけをたずねると、優勝者の受け止めた「あくしゅ」の理解は「握手」ではなく「悪手」だったのでした。その優勝者は日頃大人たちに混じり対局を重ねるなかで、常に「悪手をしないように、悪手は命取りだよ」との指導者の教えを忠実に守ることを心掛けていたのですね。幼い優勝者の頭の中は囲碁一色だったのです。

 囲碁の昇段大会などに参加する人は、実力はそれぞれピンキリかもしれませんが熱意は人一倍な方ばかりのはずです。

 それはともかく6歳の優勝者にとって対局者はすべて大人です。大の大人が必死になって頭脳を振り絞って考えても実力の世界は年齢に関係なく決まります。囲碁にしても将棋にしても盤上では容赦ない実力の格闘技です。

 スポーツ、絵画、音楽、手芸等などなにごともそれを体得するためには年齢的には早い方がいいことは分かります。そうはいってもそれを可能にするにはその前にいろいろな問題があってそれを克服しなければ実行できません。

 話は変わりますが先日の全日本卓球選手権大会のシングルス女子の結果ですが、リオ・オリンピックで大活躍した日本の女子卓球界のナンバーワンの22歳の石川佳純選手が16歳の平野美宇選手に敗れてしまったのには驚きました。敗れた瞬間の石川選手の茫然とした姿は印象的でした。石川選手のオリンピックでの活躍。彼女のナンバーワンの地位はしばらく続くのではと漠然と思っていたのですが厳しいですね。

 子育て真っ最中の皆さんにとってわが子にどんなことを学ばせようか、どんな将来に向いてもらおうかといったことが一番の関心事かと思います。とはいってもこの問題は望めば望むほどに難問題です。難しい問題どころか一つの答えはないでしょう。習い事を含めてその機会を出来るだけ多くをと望むのは親心ですが、そんな風に親が懸命になればなる程子どもはかえって反発することもあります。

 メーテルリンクの青い鳥の話を思い出してみて下さい。幸せを求めていろいろ探し求めたが結局幸せは遠くにあるものではなく身近なものだとわかったいう話です。皆さんそれぞれの境遇に合わせて努力してみることです。その努力する気持ちを忘れないで常に保持するように努めることではないでしょうか。

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新春かるた大会無事おわりました

 新年早々の1月7日(土)、会場は市内中央区上所の新潟ユニゾンプラザで三条市の3園、新潟市内の4園の計221名の参加者の下で「第17回石井式漢字かるた新潟県大会」の熱戦がくりひろげられました。

 かるたは諺(ことわざ)と俳句の2部門に分かれておりますが、それぞれの部門の入賞者と写真は細かいですが右の写真と名簿のとおりです。

 入賞者の皆さんにとっての入賞トロフィや盾は一生の楽しい思い出になるはずです。入賞できなかった人にとっては残念な思いかもしれませんが、その口惜しい思い出もこれからの励みにしてがんばりの原動力にしましょう。

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