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朱鷺の巣立ち 東京スカイツリー開業|2012年6月

 「3・11大震災」以来、原発再開問題、尖閣諸島を廻っての中国の動き、政府の消費税増税問題などなどの暗い深刻な話題ばかりが続きます。その気分を駄目押しするようにサッカーJ1の「アルビレックス新潟」の不振続き、新潟県民にとって楽しくもない話の多い中で、佐渡の自然放鳥の朱鷺の雛鳥が無事に巣立ちしたとの知らせ、また同じ頃「東京スカイツリー」の完成開業さらに米国メジャーリーグでのダルビッシュ有投手の活躍ぶりなどのニュースに気持が癒されるような明るい話題には思わずほっとします。

トキの問題は一度失われた自然の回復の難しさ

を教えてくれます。生物の場合だけではなく植物にしても風景や景観にしても一度破壊し失ってしまうと文字通り取り返しがつきません。その復元は不可能です。トキの場合はまだ中国に同じトキが存在したから可能に至りましたが‥。

 トキの子育てニュースを眺めていて感じた事ですが、最近ツバメやスズメの姿を見かけることが少なくなりました。特にツバメの姿を見ることが珍しいほどになりました。鳥達にとって住みにくい環境になっているのですねー。人にとっても同じことが言えるのでは‥?

昭和時代には新潟の街の家々の軒先にツバメの巣があり子育てを目にすることは普通のことでした:

 もちろん今でも少なくはなりましたがよく見ればいるはずです。

 保育園前の自転車屋さんでも、今のお店の以前の建物の時は毎年軒先にツバメが巣作りをし、抱卵・子育ての様子を普通に身近に見ることができました。黄色いくちばしを開けて赤い口の中をせいいっぱい母鳥に向かって示しながらピーピーと鳴き声をあげて餌をねだる様子を目にすることはごく当たり前の初夏の町の軒下の風景でした。

 夕方、電線の上に真っ黒になって線が盛り上がって見える程の多くのツバメが隙間なく並んで止まり、夕焼けを背景にバチャグチャと忙しく賑やかに鳴き声をあげているのが普通の風景でした。

 そんなわけで、ごく自然に軒先のツバメの子育て状況を日常的に観察しながら子ども時代を過ごした昭和世代の人達にとって、鳥の子育てを眺めながら「子育て」はなかなか忙しく大変なことであり親の役割や子どもの成長の過程を観察する機会があったわけです。

女性が一番美しく女性らしく幸せそうにまた頼もしく見えるときはどんなときでしょうか…?

 いろいろあるかも知れませんがわが子を胸に抱いて安心しきってすやすやと眠る子どもの寝顔をじっと見つめている時の母親をしている時の女性の姿が一番ではないでしょうか。

 よしんばそれが自分の子でなくても幼児がじっと自分に身を任せ膝の上で深く寝入っているとき、その子の眠りを妨げないようにそれを守ってあげることに気もちがつめている時、人は母親と同じような気持ちになるのではないでしょうか。

子育ては大変ですが やりがいがあり やりとげなければならない 務めです

 トキの場合は卵からヒナになってから一ヶ月ほどで巣立ちました。巣立ったといっても暫くは翔ぶ力も弱く餌取りも当分は親の指導協力が必要です。人の子ども時代に例えるとどれくらいでしょうか。

 巣立ち以前は100%親頼りの保育園時代でしょうか。巣立ちの時期は小学校に入ったくらいでしょうか。保育園時代は手数がかかっても親への依存度は全部だけに全てに目が届きます。小学校に入り成長が進むにつれ体力行動も年々広がり力強くなり知能も発達する。親の目や注意が行き届かなくなってくる。

 中学・高校へと進むとだんだん一人前へと成長し、独立心がつよくなり親離れへと進みます、と同時に危険や悩み・迷い・不安が加わります。

 ソフトクリームやメロンパンやガチャで幸せいっぱいの表情で満足し親の権威信頼が維持できるのは保育園時代です。

伸び伸びと褒めて育てた息子(こ)はニート:

 最近目にした気になる川柳です。親心としては子どもの将来はまず何よりも健康ですが、甘やかしてもいけない、厳しすぎてもいじけたり反発が過ぎてもいけません。昨今老いた親の年金頼りの自立できない40~60代のニートが増えているそうです。その原因はいろいろあるでしょうが、概して経済的に恵まれた環境・元々しっかりした家庭に案外多いようです。貧しい家庭で育つと貧乏の辛さ惨めさを幼い時から身にしみているので親を当てにしない自立心が強まるのですね。自由に伸び伸び(放任?)と個性的(わがまま)な環境で育ったりが考えものです。

 難しいことはともかく友達と仲良くすることに心掛けることがお勧めです。聖徳太子の「和を以て貴し」は真理です。

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春の遠足・雨天のため「県立自然科学館」に変更

 5月18日(金)、園児達お楽しみの新年度最初の行事「春の遠足」が久方ぶりに雨にたたられました。前日晴れ、翌日も晴れ、当日だけが朝から目いっぱいの雨降りでした。雨天の際は自然科学館に行く先変更は予定しておりましたがまさかその変更先になるとは思っておりませんでした。予め変更の場合を想定して申し込んでありましたので、広い休憩場所をご用意頂いたのがせめての救い。当日は他園・小学校約20か所が利用したので、同館としてはかなりの混雑でした。いずれにしても残念、残念。

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