月別アーカイブ: 2016年7月

今年もはや半ば、七夕を迎えます|2016年7月

 この6月ですが実にいろいろなことがありました。世界的には英国のEU残留・離脱問題が大きな話題でした。日本的には数多い事件の中で、北海道の山林で一時行方不明となり自衛隊宿舎で6日ぶりに無事に発見された小学校2年生の田野岡大和君のこと、お金の使い方で東京都知事の座を追われることになった舛添要一氏のことなどが、話題を集めた多くの出来事の中で子育て中のみなさんにとっても、大きな関心事だったかと思います。

 大和君の件では、当初の父親の証言が二転三転したこともあって、著名な児童評論家などが『躾(しつけ)』と称する日本的なこども対応の在り方の最悪の見本だ、などと父親の対応に情け容赦ない疑問や言葉を投げかけたりといろいろな意見が百出した。父親の予想に反してこどもの発見が遅れ、初めは山菜取りの最中にはぐれたとの証言が、その後、実は大和くんのいたずらに対するお仕置きと躾の意味で、自動車に乗せずに現場に置き去りにしたとの発言に変ると、虐待ではないかと、中には犯罪的意図に基づく行為ではないかなどと周囲の厳しく空気は変わった。実際の子育てとは評論家の先生方の言いたい放題のようにきれいごとなご意見のように”うまく”片づけられることばかりではありません。

 大和君の場合、無事に生還できたからよかったものの事態が長引けば最悪な結末が予想されるだけに、日程的に最悪事態が次第に強く人々の念頭に浮かぶ頃合いに無事生還の知らせに、日本中がホットしたのではないだろうか。このまま未発見の状況が続くならば評論家の『しつけ論議』の行方がどんな方向に進行したものかと想像するにきわめて興味深い。

 幸いにも大和君や大和君一家の親子関係は評論家先生方の推測に反して明るく健康的だっただけにホットさせられた。また大和君自身が自分の行為に対して父親の取った今回の置き去り処置に対しては彼なりに理解し納得していたようだ。

 大和君事件とは舞台も性質も大きく変わりますが金銭問題で東京都知事の座を降りることになった舛添要一氏のこと。彼自身の行為にたいする弁解主張は終始法律に違反しないから問題ないとの姿勢。東大出身でその後も素晴らしい経歴と実績の持ち主。でも彼の姿勢や論調を聞いているうちに、この方の親の躾はいったいどうだったのだろうかと気になってきました。ご自分が優秀なため、他者の言などはおかしくって耳にはいらなかったのでしょうね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 30年以上前の話になりますが、保育史調査のため来園された筑波大学研究生の方から教わったのがこの「チクサク・エール」でした。そのエールを幕開けに今年の運動会は、6月18日(土)、日和山小学校室内体育館で予定通り開催いたしました。

 全園児の入場行進・園児代表宣誓・赤沢保育園スペシャルエールに続いて各種競争・紅白球入れ・園児保護者の綱引き等など、最後は恒例の3歳以上園児全員のそして保護者職員による紅白リレー競走、無事にケガや事故もなく楽しく終了することが出来ました。 毎年劇的にレースが盛り上がる紅白リレー、目立って速い走者が勢い余ってカーブで転倒したりと今年も何度か大きな見せ場で歓声が盛り上がりました。遅れを取り返そうと泣き顔で必死に走る子、あきらめ顔でマイペースで頑張る子とそれぞれです。

 運動会では普段見慣れているいつものわが子とは別の一面が発見できるかもしれません。日頃、親の前や家庭では見せたことのない外での顔がみられるのもこんな機会です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー