漢字かるたと悔し涙

先日、三条で開催された漢字かるた大会は、あいにくの大雪となりました。しかし、会場の中は、かるたに挑戦する子どもたちと見守る保護者、そして運営に携わる各園の先生方の熱気に包まれていました。今年で22回目を迎えた本大会ですが、コロナ禍の影響で開催できない年もあり、私にとっては 2 回目のかるた大会となりました。

漢字かるた大会は、私の父が前園長を務めていた時代から熱心に取り組んでいた保育園行事の一つです。私が園に来る前から、その魅力や思い入れをよく聞かされてきました。そして実際に大会を目の当たりにし、父の情熱を改めて理解することができました。

漢字かるたには 2 種類あり、俳句と諺が絵札ではなく文字だけの札で示されています。大人の目線では難しそうに感じますが、実際には「難しい」というのは大人が作り上げた先入観に過ぎません。子どもたちにとっては、漢字が並ぶ札も、絵が描かれた札も、特別な違いはないようです。

いよいよ競技が始まると、悔しさから勝負が終わる前からすすり泣く声が聞こえてきます。それでも先生や友だちに励まされ、気持ちを切り替えて札を取りに向かう子どもたちの姿は心を打ちます。勝って喜ぶ子、負けて涙する子。勝負の厳しさに触れ、悔しさや後悔を乗り越えることで、子どもたちは少しずつ大人へと成長していくのだと思います。

漢字かるた大会では、たくさんの小さなドラマが繰り広げられます。来年も、ぜひご家族みんなで力を合わせて『漢字かるた大会』に挑戦していただきたいと願っています。