梅雨が明け、連日強烈な暑さが続いています。暑さに体力を奪われやすいこの季節、大人も子どもも食欲や元気が少し落ちてくる時期かもしれません。そんなときこそ頼りになるのが、旬の夏野菜です。
新潟の夏といえば、やっぱり枝豆。ふっくらとしたさやの中には、たんぱく質やビタミン(B1、B2、C)、ミネラル(カリウム、マグネシウム、鉄)、食物繊維など、子どもたちの体づくりに欠かせない栄養がぎゅっと詰まっています。塩ゆでしただけでも立派なおやつになりますが、冷製ポタージュ、炊き立てご飯に混ぜ込んだ枝豆ごはん、旬のとうもろこしと一緒にかき揚げにしてそうめんに添えるなど、アレンジも楽しめます。甘みの強い新潟の枝豆は、近年全国的にもファンが増えているそうです。
トマトの赤い色のもとになっているリコピンは、紫外線から体を守る働きがあるといわれています。抗酸化作用が高く、生活習慣病の予防や老化の抑制にも効果があり、加熱することで吸収率がアップするのも特徴です。さらに、クエン酸による夏バテ防止の効果も期待できます。トマトをさいの目に切り、塩・こしょう・すりおろしにんにく・バジルを加えてオリーブオイルで和えた“トマトソース”は、冷蔵庫で3〜5日ほど保存でき、バゲットやパスタ、冷ややっこ、豚しゃぶなど、いろいろな料理に使えて便利です。
きゅうりやなすも、体の中の熱を冷ましてくれる“涼”の野菜として、昔から親しまれてきました。採れたての野菜は香りもよく、火を通さずにおいしく食べられるのも夏ならではの魅力です。冷やしトマト、なすの浅漬け、きゅうりに味噌をつけてかじる――そんな昔ながらの味が、暑さで疲れた体にしみわたります。調理の際に火を使わずに済むという点でも、夏の台所にはうれしい存在です。
夏を代表する野菜は他にも、ピーマン、かぼちゃ、ゴーヤ、とうもろこし、ズッキーニなどさまざま。夏野菜をたっぷり使ったラタトゥイユや夏野菜カレーなどを作り置きしておけば、調理時間の短縮にもつながります。
保育園の給食にも子どもたちがベランダで育てた夏野菜が添えられていることがあります。自分たちの手で育てた野菜を「おいしい!」と食べる経験は、食べることへの関心や喜びにもつながります。旬の力をおいしく、たのしく日々の食卓に取り入れながら、子どもや家族の体をやさしく支えていきたいですね。