クリスマスプレゼント今昔

そろそろ世界中のサンタたちが、子どもたちへのクリスマスプレゼント選びに頭を悩ませる季節になってきました。準備の早いサンタはすでに購入や予約を済ませ、あるいは子どもたちからのリクエストを受け付けている頃かもしれません。

日本におけるクリスマスプレゼントは、明治時代にキリスト教系の福祉団体が貧しい家庭へ贈り物を届けた慈善活動から始まり、次第に一般家庭へと広がっていったといわれています。時代とともに「特別な日を彩る習慣」として定着し、今では子どもたちにとって一年で最も楽しみなイベントのひとつになりました。

では、昭和の時代にはどんなプレゼントが主流だったのでしょうか。戦前はサンタクロースの人形やチョコレート、レターセットなどの文房具、タイプライターのおもちゃなどが人気でした。戦後のベビーブーム世代には、サンタのブーツ型容器に詰められたお菓子が定番となり、やがてミニカーやリカちゃん人形などのおもちゃが中心に。1980年代に入ると、ゲームウォッチやファミリーコンピューターといった電子玩具が子どもたちの憧れとなりました。

平成になると、ポケットモンスターの登場で関連グッズが大人気に。たまごっちや遊戯王カードなどのブームもあり、家庭用ゲーム機はファミコンからプレイステーション、ニンテンドー64へと進化を遂げました。この中に保護者の皆さんが子どもの頃にサンタからもらった懐かしのプレゼントはありましたでしょうか。

令和の今は、ゲーム機はもちろん、プログラミングロボットやレゴエデュケーションなど、先端技術を取り入れた知育玩具も登場しています。一方で、ポケモンやすみっコぐらし、プリキュアなどのキャラクターグッズも根強い人気があります。さらに最近では、テーマパークチケットなど「体験型のプレゼント」も注目を集めています。モノだけでなく「家族で過ごす時間」そのものが贈り物になる時代ともいえるでしょう。

さて、気になる予算ですが、子どもへのクリスマスプレゼントは3,000~5,000円が最も多く、次いで5,000~10,000円という調査結果があるようです。子どもが複数いるご家庭では、なかなか大きな出費になることもあります。とはいえ、金額の大小が喜びに直結するわけではありません。日頃の会話や様子から子どもの願いを見つけ、クリスマスらしい演出とともに贈ることで、心に残る素敵な思い出になるのではないでしょうか。

ところで「サンタはいつまで信じているの?」という話題も気になるところです。一般的には小学校低学年頃までが多いといわれますが、兄姉や友達からの情報で現実を知る子もいれば、家族との楽しい時間を続けたいと「信じているふり」をする子もいます。サンタからの手紙や、食べかけのクッキーを残すなどの小さな演出は、子どもにとって大きな喜びとなり、夢を育む時間にもなります。真実を隠すことが目的ではなく、親子で楽しむ遊び心として取り入れるのが自然でしょう。

時代が変わっても、子どもたちの笑顔と、家族の温かいひとときが一番の贈り物になるはずです。