やって見せ 言って聞かせて させて見せ 誉めてやらねば 人は動かず|2014年11月

 上記の言葉は新潟県長岡市出身の山本五十六(いそろく)が遺した有名な言葉です。山本五十六は、かつて日本がアメリカと開戦した当時の日本海軍の最高指揮官、連合艦隊司令長官でした。日米開戦後2年目の昭和18年(1943)最前線を航空機で移動中アメリカ軍戦闘機の襲撃をうけて戦死。死後元帥の称号を受ける。葬儀は国を挙げての国葬で、当時小学生だった園長も市内の式場参列に駆り出されたように記憶している。大戦後約70年になる現在、今更軍人の言葉ということではなく、人を動かしまとめる最高責任の立場の人の言葉として受け止めて理解して下さい。付言しますが、山本五十六は日米開戦には最後まで反対の姿勢でしたが、国が開戦を決めた以上それに文字通り身命を投げ打って従ったのでした。

 上掲の言葉は部下を持つ管理者や指導者的立場の人、子育て中の父母の皆さん方にとっては大いに参考にしていただきたいものです。人を動かして成果を得るためにはまず当人の理解や納得がなければ決して好ましい結果にはいたりません。上から目線でガミガミ権力的に言っても、また甘い表現や卑屈になっても決して本当の納得や理解を得ることはできません。
 また、子どもの場合は成長の過程で反抗期が在ることはご存じの通り。反抗は自己主張の表れですから反抗的な言動に対してまともにぶつかっては事は進みません。そんな時こそ「やって見せ ‥‥」のこの言葉思い出し実践することです。
そしてある程度の成果が出たら必ず誉めてやることを忘れないで下さい。

 山形県米沢市にあった米沢藩藩主上杉家は元々戦国時代越後の武将上杉景勝(謙信の養子)を始祖とし新潟とはゆかりが深い。その上杉家の第9代藩主上杉鷹山(ようざん)公は江戸時代屈指の名君として知られている。その鷹山公は数々の優れた名言をのこしております。そのなかに「してみせて 言って聞かせて させてみる」があり、山本五十六の言葉はこれを元にしたと言われております。
 その他鷹山公の有名な言葉には、「成せばなる なさねばならぬ何事も ならぬは人のなさぬなりけり」があります。これは何事も実際に成し遂げようとする覚悟でやってみれば大抵できるものだ。結果が出来なかったのは、やり遂げる際しっかりした意思を持ってやらなかったからだ、との厳しい戒め。

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芋堀り遠足 お蔭様で無事終了

 年中行事の大きな楽しみの一つ『芋掘り遠足』、平成3年秋以来、収穫場所の江南区酒屋町を毎年訪問、今回で24回目になります。変わりやすいもののたとえに「秋の空」があります。その天候不安定な時期にこれまで一回も雨による変更なしで続けてこれたことは奇跡的好運、それだけに天候が気になります。今回10月3日(金)当日は朝から小雨模様でハラハラしましたが、何とか無事に終了致しました。皆様のご協力に感謝します。

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