三八豪雪(さんぱちごうせつ)|2016年12月

 昭和37年12月から翌38年1月にかけて降った記録的な大雪のことを三八豪雪と呼んでいる。今年の夏の台風の状況や先日11月25日の東京をはじめ関東地方の降雪や気象状況がその三八豪雪前の気象状況にそっくり似ているとの気象庁の報道が大変気になり当時を思い出してみた。

 昭和38年のその翌年の39年(1964)10月に東京オリンピックが開催されている。当時は、そのオリンピックに間に合うようにと国を挙げての総力を結集して、東京ー大阪間の新幹線や東名高速道路、東京都の首都高速道路などなどが開通している。そしてそれが日本の列車や自動車の高速時代の幕開けでした。そんな頃の一年前に日本を襲ったのがその三八豪雪でした。

 37年暮れに新潟方面に向かった数々の夜行列車(当時は勿論上越新幹線などはなく東京ー新潟間は急行で8時間を要した)が新潟県内で降雪のため何日も立ち往生した。正月を故郷で迎えようと乗車した人々は暖房も途切れ真っ暗な寒冷な列車の中に何日も閉じ込められた。お土産に持参した食品お菓子などを食べて空腹をしのぎ、除雪が功を奏し列車がようやく動き始めたころは、また東京にトンボ返りしたとの切ない話を数多く耳にしました。また新潟市内でも雪の捨て場がなくて2階から出はいりした家も数多くあったそうです。

 今年も残すところあとひと月となりました。熊本地震、トランプ次期大統領、フィリッピンのドテルテ大統領、リオオリンピック、東京都の舛添知事が小池知事と変り、お隣の韓国大統領問題、ここにきて鳥インフルエンザ問題が大きくならなければよいが‥。今年は気になる話題の多い年のようですね。

 三八豪雪の再来のないことを祈ります

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新潟弁あれこれ④

 11月末の大相撲九州場所は横綱鶴竜の優勝で終了した。新発田市出身の小柳(おやなぎ)が新十両に昇進して十両優勝に絡む大活躍。来場所の活躍が楽しみだ。

 力士名は力士の郷土に因んだ山や川等の地名やキラキラ名や威勢の良い名称が多いが最近は名字そのままを力士名にしている例が多くなった。幕内では高安、遠藤、石浦、正代や十両では里山、佐藤、山口そして小柳が本名そのままを力士名としている。その小柳の読み方だが新潟では「オヤナギ」が普通だと思っているが新潟県以外の場合は「コヤナギ」と読む例が多いようだ。お古い話ですが一世を風靡した「瀬戸の花嫁」を歌った小柳ルミ子は「コヤナギ」だ。

 同じような例が五十嵐姓の場合にもある。新潟では「イカラシ」と濁らないが他府県の場合「イガラシ」と濁って読む場合が多い。

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縄跳び大会

 園では毎年11月末に縄跳び大会を開催している。子どもたちは10月の半ばころから練習をはじている。始めは子どもたちの関心の度合いもまちまちだが、次第に熱意が高まっていくのがよくわかる。最初はまるで跳べなかった子どもたちが日を重ねるにつれて上達していく。なかなか要領がつかめなくていつまでも跳べない子どももいる。いったん要領がわかってくるとそれからは見違えるように練習に打ち込むようになる。その結果は、跳ぶスタイルや回数に比例してあらわれる。そんな練習努力の結果が子どもたち自身にもよく理解しそれがその後の大きな励みになる。努力練習の成果が子どもたちなりによくわかるよい機会だ。下表は11月30日の大会結果。

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